第2章

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次の日、風が強く、目が覚めるといつもの景色と違っていた「ワン、ワンワン」そんな声に起こされた。「なに犬?」しかし自分たち葉っぱにはそうは聞こえない。その犬は「おい!見ない顔だな。どっからきた?」そう吠えていたのだ。「え?あの上の木の枝から」わたしは寝ぼけながらも必死に答えていた。「そうかぁ、そりゃあ大変だったなぁ。で?これからどうするんでぃ?」その犬はわたし(葉っぱ)が普通に歩いていることには何も疑問を抱かなかった。「あんた、わたしが歩いているの何も思わないの?」と思い切って聞いてみたところ「別に~だって人間の世界以外ならいろんなやつがいるからねぇ~」そんな答えが返ってきたのだ。へぇ~そんなもんなんだなぁ~と新鮮な感じがしたのを覚えてる
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