第3章

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(暇だ!どうしようかな⁉)そんなことを考えながら気付けば1時間が経過しようとしていた。「トラジロウさぁ、なんか暇つぶしすることないの⁉」「え⁉うちで暇つぶしっていったら………ゴメン無いよ」(チッ無いのかよ!)トラジロウは普段、飯を食うか近所のアリとミミズと戯れることが多く、暇が無いらしい。そんな中今回の事件に遭遇したらしい。「トラジロウさ、毎回盗られてるんでしょ?なんか対策みたいのしないの?」「しようと思ってるんだけどさ、何にも思いつかないんだよね」(そりゃあ何度も盗られるに決まってるよ)ジョンに比べたらトラジロウは少し抜けている部分があるみたいだ。そんな会話をしている中、ジョンが戻ってきた。「オイ!大変だ!!3丁目のタマは昨日新聞配達のバイクにはねられてもうこの世にはいないとよ。」「え⁉そんな⁉確かにサンマを盗んだのはアイツですよ。」「見間違えたんじゃないの?」わたしが話しに入ってそう聞くと「いや、確かにいつものタマだったよ」トラジロウは考え方を曲げようとはしなかった。「よーし、分かった。そこまで言うならお前の大好物にしているサンマを誰が盗んだか、真犯人を突き止めようじゃないか!!!」話しが段々複雑になっていった。気付けばサンマを盗んだ真犯人を捕まえることになっていた
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