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今日もしけてんなー。
って思いながら、先程の傷を眺める。
うん。またナマキズ増えた!
生足にできた生傷まじ生意気。だyo。
韻ふんだね。
ふんふーん。だ。
と、前に巨人。
むしろ巨人兵な多国籍。
『似顔絵カイテクレマスカー?』
「1枚100円です!キャピ☆」
『ホントに100円デスカー?』
なぜ嘘をつかなければならないんだ。
黙れマルフォイ。
イタリア人の
ナンパ師ダニエルとの出会い。
略してダニ。
ダニは100円をポケットから出し、ナンパしながらそっと置いた。
キンパチなテンパーなダニは
日に焼けて真っ赤な肌を露出して、ナンパしながら隣に座った。
安いスマイル全快で
筆ペンをとる僕。
ダニと色々なしょっぱい話をしながら、ナンパされながら描き殴っていると突然
『海スキー?ドコノ海イクノー?』
って聞いてきました。
僕は海が大好きなので、
テケトーに近辺の海水浴場の名前を言いました。
『オー、ワタシモ今日イッテキマシタ!ヤッパリ海ハ、バリ島ダネ!!ハハッ』
ダニ。まつんだ。
いきなりバリ島の話をされた僕は、
『バリ島いーなー!海綺麗そうだなー!自分も行ってみたいっす!!』
しまったぁあ!!!!!!
トラップ発動。
ダニのターン。
ドローッッ!!!!!!!!!
『一緒二イキマショー!パスポートモッテマスカー?オウチドコー?イツモココニイルノー?番号オシエテクダサーイ!!』
忘れてたんだ。
君が軽い多国籍な人間だってこと。
ナンパなんて朝飯前の牛乳だってこと。
まあ、
グランドセフトオートの世界だったらチート使って戦車出して処刑ミッションしてるとこさ。
かわゆーな女の子ならいーけどね。ウヒッ
ダニの口撃に耐え、
僕は爽やかに断りをいれ
似顔絵を描いたんだ。
似てるッッて言ってくれて
ありがとう。
当たり前だよ、似せてんだからなんて思ってません。
帰り際、僕のほっぺは
ダニに奪われました。
ちょっとドキドキしました。
さあ、パピコ食って帰ろっ
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