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一方………エレキングは、GUYSの基地では無く、東京の住宅街に出た。
住宅街は、エレキングの甲高い声と、爆発音、人の叫び、建物が崩れる音しか聞こえてこなかった。
「隊長!!東京の港区住宅街に、怪獣出現!!」
シンゴが慌てながら言った。
「何だって!?」
リュウも、久しぶりの怪獣出現に、戸惑いを隠せなかった。
「これは……ドキュメントU.Gに同種族確認!!レジストコード、エレキングです!!」
マヤがそう言うと、モニターの画面いっぱいに、エレキングが住宅街を蹂躙している場面になった。
「やりたい放題やりやがって!!」
コウは握りこぶしを作りながら言った。
「やはりあの発光体の正体は宇宙人の宇宙船だったのか。」
リュウが腕を組みながら、そう呟いた。
「恐らく、過去の記録によれば、ピット星人がこのエレキングを操って居たのでは無いのですか?」
と、ヨシキが言ってきた。
「あぁ。だから今回の発光体の件もピット星人の宇宙船だったんだ。」
「じゃああれは……ステルス機能で見えなくなっていた。」
「そう言う事になる。」
サキが言うと、リュウがそう答えた。
「無駄口叩いてる暇は無い。GUYS!サリーゴー!」
「「「「G.I.G!」」」」
リュウがそう指示を出すと、4人はヘルメットを取って、ガンフェニックスに向かっていった。
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