出会い

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「あー!!お姉さま!!GUYSの奴等がエレキングを!!」 スズが落胆した表情で言った。 「仕方ありませんわ。私達も行きましょ。」 だがリンは落ち着いて円盤を操作した。 円盤はみるみる地上から離れ、空を飛び、エレキングが居る所に飛んだ。が、 「てぇい!!」 マコトがリンに体当たりした。 「ぶっ壊してやる!!」 マコトは手にしていた銃で計器類を破壊していった。 「このぉ!!」 スズもビームガンで対抗したが、マコトはその一射を避け、カウンターでスズを撃ち殺した。 「スズ!!」 リンはこれまでにない形相でこちらに迫ってきた。 「くっ!」 マコトは後ずさる。 「逃げられませんわ。いえ、逃がしませんわ。」 リンは表情を変えずに迫ってくる。 「くそったれ……!」 マコトはビームをリンに撃った。 リンは怒りに燃えていたため、まともにビームを喰らった。 「オラァ!!」 マコトはシュウを拘束していた物を破壊し、シュウを解放した。 「助かった。有り難う……マコト。」 「例を言うのはまだ早い。パラシュートが1つしかない。」 マコトは1つだけのパラシュートを指差した。 「何だって!?ならマコトだけでも!!」 「せっかく助けた命を無駄にするな!!」 マコトはシュウにパラシュートを押し付けながらハッチを押して、シュウを落とした。 「俺はコイツを………リン達をちゃんとあの世に連れていく。」 マコトは微かに涙を流していた。
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