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「くそぉ！！」
コウはエレキングに苦戦していた。
「ウィングレッドブラスター！」
ヨシキもガンウィンガーで牽制している。
「かなりヤバい状況だな。良いのが入っては居るんだがな……。」
タケルはヨシキの後部座席で全力でサポートしていた。
「くそっ！！何で倒れないんだ！！バリアブルパルサー！！」
エレキングはコウの乗るガンローダーのバリアブルパルサーを喰らい、倒れた。
「よっしゃー！」
更にコウは追い討ちをかけようとした。
しかし……
エレキングは咄嗟に長い尻尾でガンローダーを叩いた。
「うわぁー！！」
「きゃあー！！」
「コウ！！サキ！！」
ヨシキは叫んだが、ガンローダーはくるくる回りながら、地面に近づいた。
だが、そのガンローダーを光が包み込んだ。
「えっ？」
「まじかよ……」
コウとサキ、ヨシキとタケルは驚いた。
何故かと言うと、ウルトラマンゼノンがガンローダーを抱えているからだった。
「ウルトラマン……？」
「メビウスの……次なるウルトラマン……。」
フェニックスネストで、リュウがそう言った。
ゼノンはガンローダーを地面に置いた。
「ディヤァ！！」
そしてエレキングに対して構えた。
エレキングはゼノンに向かって長い尻尾を放った。
だがゼノンはその尻尾を持って、ジャイアントスィングをした。
エレキングはそのまま地面に放り投げられた。
「すげ……。」
「強い……。」
ガンローダーから降りたサキとコウからは、驚きの声が発せられた。
『サキ！コウ！地上でお前らはウルトラマンを援護！俺たちは空からやる！』
「「G.I.G！！」」
二人はヨシキにそう言って、腰のホルスターから銃を取りだし、ゼノンとエレキングに向かった。
「ジュワァ！！」
「キィィィン！！」
ゼノンはエレキングの腹に蹴りをお見舞いした。
蹴りを諸に喰らったエレキングは、その場に倒れ込んだ。
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