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「ウルトラマンゼノン……。」
光の国の宇宙警備隊の大隊長、ウルトラの父が彼、ウルトラマンゼノンに語りかける。
「はい。お父さん。」
ゼノンは静かに答えた。
何故彼はお父さんと呼んだか、それは、宇宙警備隊の隊員達は、それぞれ家族の様なものだったからだ。
「ウルトラマンゼノンよ、また地球に危機が迫ってきている。地球へ向かって、地球の防衛任務に就いてくれ。」
「分かりました!!お父さん!!」
「行け!!かけがえの無い星、地球へ!!」
そうウルトラの父が叫ぶと、マントからウルトラアレイを取りだし、ウルトラマンゼノンの頭上で光らせた。
そして、彼は太陽系付近まで飛ばされる。
地球、東京。
「う………ん………。」
教室で背伸びをして欠伸をしている。
「ダル……。」
この少年の名は、アマガイ・マコト。
高2である。
「はぁ……超帰りてぇ………。」
「なぁ~に暗い顔してんだよ!」
マコトに声をかけたのは、親友のアケシア・シュウ。
マコト達の学校で一番持てるイケメンだ。
「いやぁ……。」
「んっ?好きな子にでもフラれたか?」
シュウはニヤニヤしながら言ってきた。
「いやいや違うだろ~!だってこの学校じゃあ好きな子何て出来ないだろうし、つかお前よかモテんよ。てかお前に全部持ってかれそう。」
マコトは苦笑いしながら言った。
「そうか?お前も十分モテそうだけどな。」
「んなこたぁねぇよ。」
「あはは」と笑ながら言うマコト。
「ほらほら!席に着きな!」
そこへ、担任のシムラ・ミサトが入ってきた。
彼女は、23歳で、かなりスタイルが良く、男子生徒から人気が有る。
「うーん………ミサト先生かぁ………。」
「何だ?マコトは先生狙いか??」
「ちょっちそれ考えてた。」
「はい静かにー!!今日は転入生が来てるぞ!!」
ミサトがこう言うと、クラスの生徒達が、「お~!」と騒ぎ始めた。
「先生!!転入生はどんな人何ですか!?」
シュウが元気良く手を挙げて言った。
「野郎共喜べ!!飛びきり可愛い女子が二人だぞ!!」
ミサトがこう言うと、男子生徒から「お~!!」と歓声が上がった。
「入ってきなさぁ~い!!」
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