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「おぅ!マコト。」
シュウが手を振りながら教室に入ってきた。
「お前なぁ………後5分遅れてたら遅刻だぞ。」
マコトは苦笑いしながら言った。
「そう言えばマコトがチューニングしているギターって、フェルナンデスのM-G85Zだろ?あのXJAPANのhideが使っていた。」
「いや、どちらかと言うと、ラルクのkenが使っていた奴だが。」
またもマコトは苦笑いをしながら言った。
「またギター買ったの?そんなんばっかにお金使って……。」
ユリナはマコトのギターを見ながら呆れて言った。
「仕方無いだろ?俺にはこれしか無いんだから。」
マコトは微笑みながらギターを撫でた。
「はぁ………まぁ、そう言っちゃあそうね。」
「そうそう。マコトは音楽意外何にも取り柄が無いんだから。」
シュウがクスクス笑ながら言った。
そしてマコトはそんなシュウの脳天に、パンチを打ち下ろした。
「いってぇ~。何するんだよ~。」
シュウは頭を擦りながら涙目で言った。
「お前がしょうもない事言うからだろ?」
「だからって小突く事無いだろ~。」
「うるせー!もう一発貰うか?」
マコトは拳をちらつかせた。
「はいはいおしまぁ~い!」
そこへユリナがマコト達の間に割って入った。
「そう言えばマコト、ニュース見た?」
と、ユリナは言った
「あぁ。ゴルザだろ?昔ティガ見てたからビックリだよ。」
「言うと思った。マコトって昔っからウルトラマンティガ好きだったもんね。」
「まぁな。」
と、マコトとユリナが話している時に、ミサトが入ってきた。
「ほら~!席つけ!HRだぞ~!」
(まぁそんな俺がゴルザと戦うだなんてな。)
マコトは心の中でそんな事をぼやいた。
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