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「シュウ~。買ってきたぞ~。」
マコトはシュウに買ってきたパンを全部渡した。
「おー!ありがたき幸せよ!マコト!」
シュウは涙を流しながら言った。
「何も泣かんでも………。」
と、マコトは苦笑いをしながら言った。
「あれ?マコトは?」
ユリナが不思議そうにマコトに言った。
「あぁ。ほら、俺には姉ちゃんが作ってくれた弁当が有るから。」
と、言いながらマコトは弁当を出した。
「そう言えばそうだったね。」
ユリナが納得したように笑顔で言った。
「良いよなぁ。マコトにはあんなに良い姉ちゃんが居て。」
シュウは買ってもらったパンを頬張りながら言った。
「お前んちの親とかは作ってくれないのかよ?」
マコトは弁当を食べながら言った。
「てか二人とも物を食べながら喋るのは止めなさい!」
ユリナは二人を小突いた。
「「はぁ~い。」」
二人は声を揃えて言った。
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