ウルトラマンゼノン

メディルガの脅威

「ディヤッ！」

そのビームに対抗して、ゼノンはゼノニウムカノンを放った。

「グアァァァァァ！」

モンスターＸは断末魔の叫びと共に、爆発四散した。

「見事だ！ウルトラマンゼノン………」

そう言いながら、突然ゼノンの目の前にブラックＸが現れた。

「ふふふ………貴方の力がそれ程とは思いませんでしたよ。そしたら此方も本気にならなければなりませんねぇ…………出でよ！メディルガコア！」

彼がそう叫ぶと、時空が歪み、見たことが無い円盤が現れた。
そしてそれに乗り込むブラックＸ。

「行くぞ………ゼノン！メディルガ！」

次にそう叫ぶと、また時空が歪み、今度はアパトサウルスの様な機械獣が現れた。
そしてメディルガコアを、メディルガと言う機械獣の頭に合体させる。

「グアァァァァァ！」

激しい咆哮でゼノンを威嚇する。

「何だよ………あれ………」

コウが驚いた表情で言った。

「ボーッとするな！ゼノンを援護するぞ！ウィングレッドブラスター！」

「G.I.G！バリアブルパルサー！」

「ビークバルカン！」

３つのビームがメディルガに襲いかかる！
だが３つのビームはメディルガに当たる前に時空が歪み、ビームを屈折させて起動をずらした。

「何だっ！？」

「ビームが曲がっただと！？」

「怯むな！撃て！」

「G.I.G！バリアブルパルサー！」

「ウィングレッドブラスター！」

「ビークバルカン！」

またも挑戦するが、ビームは曲げられてしまう。

「もう終わりですか？GUYSの皆さん。次は此方から行きますよ………ランチャーショット！」

背中の幾つかの砲台から、ビームが無数に発射され、３機は撃ち落とされてしまった。

「ぐわぁ！」

「うわぁー！」

「キャアァァァァ！」

「おわぁー！」

３機は撃たれたとは言え、無事、不時着で済んだ。

「ディヤッ！」

ゼノンは全速力でメディルガに向かっていき、飛び蹴りを仕掛けた。
だが、蹴りが当たる直前に、時空のバリアーがゼノンを弾き飛ばした。

「グハァ！」

ゼノンは吹き飛ばされて、ビルに激突した。
だが直ぐに立ち上がり、もう一度メディルガに向かって走って行き、パンチを仕掛けたが、またも時空のバリアーで弾かれてしまった。