メディルガの脅威

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ゼノンは朦朧とする意識の中、誰かが自分を呼んでいる気がした。 「ゼノン………ウルトラマンゼノン………」 ゼノンは光の中で、何とか意識を復活させようとしている。 だが、まだ自分を呼ぶ声の主は見つからない。 「ゼノン………目を覚ませ………ゼノン………」 それでゼノンは目を覚ました。 「貴方は………ウルトラマンレオ!」 「そうだ!ウルトラマンレオだ!お前は今、俺が以前戦った、ブラック指令の息子と戦っている。」 「ブラック指令の!?」 「そうだ!だが奴の乗る機械獣、メディルガには、光線技は利かない。故に、打撃技で奴を叩くしか無いのだ。」 「しかし、レオ兄さん、どんな打撃技を仕掛けても、奴はそれをも時空のバリアーで弾いてしまうのです………」 ゼノンは哀しくうつむいた。 「諦めるな!ウルトラマンゼノン!」 そんなレオは、ゼノンに一喝した。 「確かに通常の打撃技は奴には通用しないだろう………だが!お前にはあの技が有るだろう?」 「あの技?」 「そうだ!まだ警備隊見習いの時のお前に教えた、あの技だ!」 「あっ!ゼノンスピンキック!」 「そうだ!奴を倒すには、その技しかない!それで奴を倒せ!」 「はいっ!」 そう言うと、光は二人を包み込み、ゼノンは元居た場所に戻った。
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