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マコトは、リンに言われた通り、屋上に行った。
「んで?話って何だよ?」
マコトがリンに問いただした。
「私達は、人間では有りません。」
「はぁ?」
マコトはいまいち話が飲み込めなかった。
「人間じゃねぇってどう言う事だよ?」
「そのまんまです。私達は、人間ではなくピット星人と言う宇宙人です。」
マコトは驚きを隠せなかった。
その為、かなり目をまん丸くした。
「はぁ!?そんな………えぇ!?」
「シュウと言う少年は、私達が確保しています。」
「どう言う事だよ…………そりゃあ!?」
マコトは怒りでなのかは知らないが、大声を出して、怒鳴っていた。
だがリンはそれには微動だにせず、話を続けた。
「私達は地球を侵略する為に来られました。そしてシュウはその人質です。」
「はっ!シュウが殺されたくなければ指をくわえて侵略される地球を見てろってか?」
リンはその問いかけに、静かに頷いた。
「ふざけんな!!なら俺が全力で阻止してやる!!」
「あなたのような普通の人間では私達に太刀打ち出来ませんわ。」
今度はリンが嘲笑うかのように言った。
「はぁ!?だから何だよ!?人間なめんじゃねぇ!!」
マコトがリンに殴り掛かろうとしたが、あっさり避けられ、消えてしまった。
「くそーっ!!」
マコトは悔しさでいっぱいだった。
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