五日目

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「かまをかける、ってどうでしょう」 「と言うと?」 「えっと、木村さんを呼び出してその髪を見せるんです。そして問いただす。どうでしょうか」 矢吹は顔を険しくさせた。 「かなりリスキーだね。もし彼女が"私じゃない"と言い張ったらどうする?彼女が殺人鬼じゃない可能性もあるんだ。するにしても、まだ早い。もう少し証拠を捜そう」 矢吹は、席を起つと小声で話した。そして木村の元へ歩いて行った。 「川野君も、なにかを見つけたら、すぐに教えてくれ」 ったく、俺は何をすればいいんだよ。睡眠薬なんて持ってねーし。
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