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そういう生活なので、本人に請求書を取りに行って貰ったのだが、これも失敗だった。
全部隠して、支払いがどれくらいあるのかすらわからなかった。
潤母からまた電話が来る。
潤母『なんで支払ってないのよ❗』
ユカ『アタシにはわからないんです。』
潤母『もっとしっかりしてもらわなきゃ困るわよ💢』
日に日に強い口調になっていく。
ユカ『すいません。』
実家に潤がまだ居た頃は、お母さんの存在は無いに等しいほど、小さかった。
そう……。早く追い出したくて、早くあたしになすりつけたかった…。
実の母親ですら息子から逃げたかったなんて有り得ない。
毎日アタシが電話に出るまでコールをし続けてきた。
サラ金よりタチが悪かった。
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