一章 エルフの里

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女王は意識を失ったロアスを近くのベッドに移した。ちょうどその時、ノックがした。 「女王様、イリファです。もう入ってもよろしいですか!?」 「どうぞ。ちょうど呼びに行こうかと思っていたところです。」 イリファとアルオスが部屋に入った。 「ロアス!?」 ロアスを見るなり、イリファはすぐにベッドのそばに駆け寄った。 「大丈夫ですよ、イリファ。じきに意識をとり戻すでしょう。さて…、」 「女王様、ロアスの紋章は…。」 イリファが聞いた。 「ロアスにも言ったのですが、残念ながら、私にもわかりません。」 女王が言った。 「イリファ、そしてあなたは?」 「あっ。すみません。俺はアルオスです…。」 慌ててアルオスが言った。 「イリファ、アルオス。あなた達はロアスをどう思ってますか?」 ロアスに聞いた質問をアレンジした感じで二人に聞いた。
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