一章 エルフの里

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「え!?えっと…、(強くて、かっこよくて、)優しくて素直な人かと…。」 イリファは少し頬を赤くして言った。 「戦闘センスが抜群だな。簡単にいえばパーティの知将みたいな。あとはかなり無理する事が多いな、ロアスは。あとはイリファの事になるとかなり感情的になることくらいですかね。」 アルオスが言った。 「二人が言ったことは正しいと私も思います。ただ、ロアスの心は強くて脆い…自分が何者なのか分からないせいで…。誰かが支えなければいつか壊れてしまう…。自分がいくら傷付こうとも、仲間を第一に考え、行動する…。彼は裏切りを恐れている。だから、彼はあなた達を決して裏切りはしない。自分が自分であるためにも…。」 女王が言った。
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