194人が本棚に入れています
本棚に追加
「だから二人とも、ロアスを支えてあげなさい。」
女王が言った。
「わかりました。」
二人は同時に言った。
ちょうど会話が終わって、ロアスが目を覚ました。
「うーん、最近気絶しっぱなしだなぁ…。あれ、イリファ、アルオス。いつきたの!?」
ロアスが聞いた。
「おう。お前が気絶してる間にな。」
アルオスが答えた。
「ちょっとロアス、瞳の色が…。」
「えっ!?」
ロアスが近くにあった鏡をみた。
「瞳が…黒に戻ってる…!兜のせいかな?」
ロアスは兜を外そうとした。が…、
「ん、んぎぎぎ。い、痛い!は、外れない!なんで!?」
「おそらく、兜が主と認めたからでしょう。大した問題はないと思います。」
女王が静かに言った。
「ごめんなさいね。私は役にたてませんでしたね…。でも、いつでも来なさい。必要な知識や力はこれからも貸すつもりです。」
女王が言った。
最初のコメントを投稿しよう!