二章 霊幻の森大戦

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エルフの女王との話を終えて、三人は部屋からでた。 「ひゃー、緊張したなぁ。」 アルオスが言った。 「たいしたことなかったじゃない。ねぇ、ロアス。」 イリファが言った。が、ロアスはなぜか沈んでいる…。 「ロアス、どうかしたの?」 「…マズイよ。どうしよう…!」 「ねぇ、どうしたのよ?」 「…瞳が黒に戻ったら…魔力が、消えちゃったんだよ!!」 ロアスは取り乱しながら言った。 「何ぃ!?本当かよ?」 「うそでしょ!?」 「…。…詠唱や魔法の名前なんかは覚えてるのに、肝心な魔力が、消えちゃったんだよ!!これじゃ転移魔法すら使えないんだ!」 「その様子だとマジだな。これからどうすんだ?」 アルオスが冷静に言った。
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