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三人はロアスの転移魔法で、霊幻の森の出口側についた。前のロアスみたいにアルオスが一言。
「うおっ!?すっげぇ霧だな…。人間が生きて出てくるなんて無理だろ。」
「ところが生きてでてきたのよね、ロアス。」
「…そうだね。本当不思議な話だよ。イリファ、案内よろしくね。」
ロアスが言った。
「任せて。」
この深い霧の中でもイリファはどんどん進んでいく。そして約10分後…。
「見えたわよ。私達エルフの里。久しぶりね。」
イリファが懐かしそうに言った。
「…僕には暗いイメージがよぎるよ…。」
ロアスは不安気に言った。
「大丈夫よ、ロアス。今度は私がついてるから!あっ、そうだ二人とも…。」
イリファが話題を変えた。
「里の中で剣は“絶っ対”に抜かないでね。じゃないと処刑されるわよ。」
「よーく分かりましたっ!」
ロアスとアルオスがハモった。
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