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「お久しぶりね、イリファ。そして、ロアスも…。」
「イリファ、来てもらっていきなり悪いんだけど、ロアスと二人で話をさせてくれないかしら?」
「…分かりました。アルオス、一回出ましょ。女王様、私達は図書館にいます。」
「あ、ああ。」
イリファとアルオスが部屋を出た。部屋は女王とロアスの二人きりになった。
「…ロアス。イリファの提案であなたがここにもう一度来ることは、あのとき分かってました。」
「…。その御様子なら多分分かっておられると思いますが…。僕の魔力は…。」
「ええ。ここより遠くでのあなたの魔力、一度きりですが感じました。あなたの潜在魔力は、私達通常のエルフを遥かに上回っています。現時点、この里の長である私と同等か少し強いのです。」
「やはり…。だから、生かして下さったんですね?そして、僕の旅にイリファを同行するのを認めた…というところでしょうか?」
ロアスが言った。
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