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ロアスが女王と話をしている頃、イリファとアルオスはと言うと…。図書館で奮闘していた。
「イリファ~。分厚くないかい、この本…っていうか辞典の域すら越えてるぜ!?しかも、お、重いっ!!」
アルオスが苦しそうに言った。
「仕方ないでしょ。紋章だって確認されてる限りでも万単位あるんだから!」
「そ、そんなにあるのか!?」
「そうよ。でも大丈夫。便利な魔法があるのよ。見てて。」
イリファが本(辞典?)に手を置いて、魔法を唱えた。
「汝、我が探すものをさし示せ!ゼシウル!!」
イリファの手と本が光だした。が…。
「…何も起こらねぇな。」
アルオスが言った。
「…つまり、ロアスの紋章は、これには載ってない未確認の紋章ってわけね。ダメね。これが一番詳しい紋章辞典だから。」
イリファが言った。
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