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そしてライブが終わり、楽屋内。
「ウーニャン卿、御苦労様ァ!」
「(´∀`)当主様モナー」
汗を拭きながらうーにゃんに語りかける当主。
そこに呪神が入ってきた。
「オウ!執事モ御苦労様ァ!」
「は…早速ですが、良い報せと悪い報せがあります」
呪神は懐から書類を取り出して言った。
「まず、良い報せですが、子供に見せたくない芸能人ランキングでバンブーを抜いて我々が一位になりました」
「何デモトップッテノハイイヨネィ!」
御満悦な当主。
「これで益々我々への注目度が高まるかと…。そして悪い報せですが…今宵のライブハウス側から出禁処置を食らいました」
「クゥ!アナルノチイサイヤツラダネィ!」
「恐れながら…主上がラストでブチまけた腐った豚の血が癇に障った様でして…。活動の場が減っていくと布教がし辛くなるのですが…」
「大丈夫サァ!ネ、うーにゃん卿」
「(´・ω・`)ウニャ…」
何となく心配そうなうーにゃんであった。
「以上で報告を終わります。では主上、私は先に上がらせて貰います。これからミヨちゃんとデートですので。あ、蛇足ですが、朝まで帰りませんので」
「チョ、打チ上ゲハァ!?」
「また今度に…。では失礼。うーにゃん卿、お疲れ様でした」
そう言ってそそくさと楽屋を出て行く呪神。
「コ、コノ背教者ァ!裏切リ者ォ!」
人界に来て、早々と人間の恋人を作った呪神に対し、何故か女性のファンが付かない当主であった。
そこにうーにゃんが携帯をキーボードに載せて持ってくる。
「(・ω・)つ」
当主は携帯を手に取って、いつもの冥土デリに電話をかけた。
「リカちゃんかサトコちゃんいるぅ?」
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