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ミサト「どう!?見つかった!?」
マヤ「今、探索中で‥あっ!IDナンバー、見つかりました!生体反応確認!
現在の位置は第15層、Dの‥」
リツコ「IDカード所持者のデータ解析は?」
マヤ「えっ!?シンジ君‥の筈‥え?‥う‥そ‥
パ、パターン、ブルー!?使徒反応が!?」
リツコ「‥やはり、シンジ君は人間を‥人類を超越してしまったのね‥」
マヤ「まさか‥シンジ君が‥使徒に、だなんて!!」
ミサト「2人とも!伏せて!!」
前方から銃撃‥フロントガラスが割れる‥ミサトはアクセルを思いっ切り踏み込んだ‥
車体に衝撃と、[何か]をタイヤが乗り上げ通る振動‥
リツコが眉をしかめ、マヤが蒼白に‥
ミサト「で、シンジの正確な居場所は?どこなの?」
リツコ「正気?シンジ君はもう、私達の知っているシンジ君じゃ無いのよ?」
マヤ「使徒として、覚醒したなら!私達、人類の敵になって‥」
ミサト「ふざけないで!」
車中にミサトの声が響く!
ミサト「敵?シンジ君が?
冗談じゃ無い!つい、この間まで、私達と一緒に戦ってきた仲間よ!?それも命懸けで人類の為に!
戦いたくて戦ってた訳じゃ無い事くらい、アンタ達だって‥」
リツコ「けれども、使徒は使徒よ!私達、人類とは相容れる事の許されない‥」
ミサト「私が許す!!
じゃあ、何?今、私達に!バカスカと銃撃を加えてくる連中は人類だから味方で、たった独り、孤独に震えているシンジ君は敵だってぇの?
冗談じゃ無い!彼は私の同居人で、私は彼の保護者よ!
何が何でも、助け出してみせる!あらゆる事から、ね!(ウィンク)」
リツコはため息をつく
リツコ「‥愚問だったわね‥あなたにとって‥マヤ、正確な位置、そこまでのルート探索、お願いね‥」
マヤ「けど!先輩!!」
リツコ「‥どっちにしろ、このままなら‥
むしろ、シンジ君を助ける方が‥天国の階段を登るよりも、ヴァージンロードに近いかも知れないわよ?マヤ‥」
マヤ「けれど!どうやってシンジ君を元に‥」
ミサト「マヤ!!良く聞いて!」
マヤ「えっ!?は、はい!!」
ミサト「‥ブーケは私に放りなさいよ?分かった!?」
リツコ「あら?アタシがあげるわよ?」
ミサト「先、越されてたまるかぁ!!」
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