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そして私たちはというと何だかんだで上手くいっています。
たまに喧嘩もするけど、前みたいに意地を張って長引いたりはしなくなった。
悪いと思ったほうが自ら謝り、そして前みたいに仲直りのキス。
最近じゃ喧嘩も悪いものじゃないかもって思えてきたり。
喧嘩をする度、お互いの存在を近くに感じるような気がする。
ずっと嘘がないお互いを曝け出せるような関係でありたいと思う。
ただ、改めて絵里子に話すのが恥ずかしくて放課後に大切な話があると呼び出し、そこに2人手を繋いで絵里子の前に登場。
学校で手を繋ぐ私たちを見て絵里子はすごく驚き、そして喜んでくれた。
でも軽くしか事情をしらない絵理子は完全に私寄りで、私を悩ませたと和志を責めた。
ずっと心配してくれていた絵里子には隠し事をしたくなくなかったが、個人的な事もある。
さすがにすべて包み隠さず話すことはできないが、何故私たちが寄りを戻しながらも周りに内緒にしていたのか和志立会いの下、大まかな事情を話した。
それなら仕方ないかなと、まだ半分は腑に落ちない感じだったが絵里子も渋々、納得してくれた。
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