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少女は自室で、頭を抱えていました。
屋敷の召使い達が、毒物により死亡した。
この知らせが、始まりでした。
生き残ったのは、少女、コック、そして、あの召使い一人だったのです。
必死で無実を主張するコック、少女はコックの必死さに、嘘をつくはずがない、と確信していました。
そして一人生き残った、召使い。
今までのことを思い出せば出すほど、召使いに対する疑いが膨らんできました。
反転した関係、自己中心的な振る舞い。
もしかしたら、私から屋敷を奪う為に、皆を、何故私を殺さない。
少女の想像は悪く膨らむばかりで、日に日に少女は、精神的に弱っていくのでした。
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