masterの歪んだ世界

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舞台には背景に十字架が置いてあり 椅子でお茶を飲むポーズのドールとぬいぐるみを抱いて座っている楽士がまるで時が止まったように動かない masterがドールと楽士の前を通り過ぎ、舞台の真ん中で古そうで分厚い本を見ながら呟き、ピンスポがmasterを照らす master「…私がこの世界を造りだしてもう五年も経った、ここは私の理想、私の世界…傷つける者は誰も居ないのよ…今日も私はこの世界を動かすのだわ…」 本を閉じて下手にはける、その後にネジを巻く効果音が鳴って、舞台は明るくなり ドールと楽士は蘇ったように動きだした
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