masterの歪んだ世界

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舞台に照明が入り、ドールはまだ茶を飲み、楽士はキョロキョロし始める ドール「今度はどうしたのよ?落ち着きがないわね」 楽士「誰かの足音がするよ、多分ヘトヘトだよ」 物が落ちる音がかすかに聞こえて誰かの声が上手からする ドール「何故解るのよ、ウサギか犬みたいね」 楽士「僕は耳が良いんだ!」 ドール「…解ってるわよ、でも落ち着いて頂戴」 楽士「ドールがのんびり屋なんだよ」 上手からラフ登場、鍋を被り、片手にクマをもちながら… ラフ「…………」 ドール「…………」 楽士「…僕の部屋を通ってきたの?」 ラフ「誰の部屋でも良い、何でおもちゃ箱みたいな部屋から鍋やクマがふってくるんだ!!」 楽士「それ、僕が作った仕掛けだよ」 ラフ「危ねえよ!鍋が降って来るなんて!」 ドール「それより私は貴方の名を聞きたいわ」
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