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井上先生は毛布を巻き絶対裸状態ででてきた!! 二人…何してたの…!? 「カズちゃんにはいい薬になるんじゃない?ここまでもったのって初めての事だし。」 「え!?ここまでもったって…。」 「伊藤ちゃんホント何も知らないのね。カズちゃんにつく付き人なんて半日も持たないわよ。」 「そう…なんですか…?」 「ったくこんな時に…。葉子、佐々木先生の所に行ってろ。」 「了解!」 「伊藤は俺の編集手伝え!!」 「え!?僕まだ自分の編集終わってないのに!?」 「居候の分際で調子にのんなよ。」 「…はい。」 なんて弱い僕、今月の給料はきつくなりそうだ…。 その頃葉子は架月のマンションに行っていた。 「カズちゃん~ただいま!」 「…葉子先生には関係ないことです…。」 「いっまで引きずるつもり?」 「引きずってません…。」 「自信なさそうね。まぁいいわ。忙しい日送ってたでしょ?目にクマができてるわよ。たまには化粧したら?斎藤先生のパーティーの時みたいに。」 「…二度とごめんだわ…。」 「石山俊幸の原稿、かき集めてるみたいね。」 「……ええ…。」
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