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冬、東京では雪が珍しく降っていた。 今日はクリスマス。先生にプレゼントを買った。星型のダイヤのネックレスだ。 喜んでくれるかなぁ??てか先生はプレゼント用意してるのかな?? ……ありえないな。 期待しないことにした。マンションに戻ると先生は飲み始めていた。 「先生ーただいま帰りました。ケーキ買ってきました。すぐごちそう作りますね。」 「…うん…。」 ごちそうも食べ終え、とうとうこの時が来た!! 「せ、先生渡したい物があるんですけど…。」 「何?」 僕は箱と包み紙でつつまれたネックレスを渡した。先生はすぐに包みを開けネックレスをみた。 すると、 「…ありがと…。」 そう言うとネックレスを首にぶら下げた。 先生いまありがとって言った!?すぐに付けてくれた!!買ってよかった。 で先生からのプレゼントはというと…。 「今度新作を書いてみようと思うんだけど…。まぁ前の番外編みたいなの。」 「ホントですか!!ありがとうございます!!」 新作かぁ春夏秋冬の新作…。絶対馬鹿売れしそうだ!なんてサプライズだろう! 今日の先生は素直だ。姐御っぽいけど可愛い所もあるんだよなぁ。 二人でケーキを食べた。そういえば彼女とこんなふうに過ごすのって初めてのことだよなぁ…。僕の青春時代はお金もろくになくてプレゼントで精一杯だったからなぁ…。 そんな事を思いつつ僕たちはいつものベットで眠った。
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