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「姫君から~🎤
ド~ンペリ~✨グォ~ルドォ~✨い~ただきましたぁ~🎤」
店中のホストが卓に集まり、コールが始まった。
MCに合わせて絶妙の合いの手を入れるホストたち。
悦に入ってニヤけるヘルス嬢の彼女。
うっとりした表情でリクを見つめ、リクもそれを偽りの愛しさを込めた微笑みで返す。
「姫から一言~🎤」
「も~❤リク、後輩庇うなんて優し過ぎ❤惚れ直したゾ❤」
「「フゥ~!!!🎵」」
ホストたちから歓声があがる。
「担当から一言~🎤」
「ありがとう✨これからもヨロシクネ✨」
「間違い?🎤」
「「なぁ~い!フゥ~🎵」」
いつの間にか、真っ青な顔でマサヤもコールに参加していた。
解散してゆくホストたち。彼らが元の卓に戻ってから、リクは優しく彼女の髪を撫でながら言う。
「寂しい思いさせてゴメンね❤
もう他の卓に呼ばれてるんだけど、もう少しだけお前の隣に居れるように内勤にお願いするから」
「ん~ん❤アタシは大丈夫❤もうすぐアタシがリクをno.1にしてあげるからね✨頑張っておいで🎵」
「ありがとう❤やっぱりお前は俺の運命の女性だよ✨」
リクは彼女の頬を手の甲で撫でて、席を後にした。
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