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リクは、騒ぎの、前に着いていた卓に戻る。
ムチャクチャな飲み方をしたせいか、急激に酔いが回ってきて、足がもつれて転びかけた。
危うくひっくり返る寸前で立て直したが、客は驚いて言った。
「リクくん大丈夫なの?💦
どうしたの…?急にいなくなって叫び声も聞こえたから心配したのよ…」
「急にスミマセンでした。痛客が向こうに座ってて、酒を何種類も混ぜ合わせたヤツを飲まされてきました」
「まぁ。ヒドい女がいるものね。かわいそうに」
この客もリクの柱になっている客だ。
50歳を軽く越えるバアサンだが、年齢にそぐわず見た目も金遣いも派手だ。
嫉妬心が強く、煽ると簡単に100万200万遣うのも珍しくない。
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