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…凍りついた空気を破るように、リクは、無言でアイスペールを両手で持ち上げた。
「え?リクなにしてんの?💦
アタシはアンタじゃなくて、あのダメホストに…」
リクは、彼女の言葉を遮るようにニッコリ微笑むと、アイスペールが逆さになるまで下ろすことなく酒を飲み干した。
周りの卓からも驚きの声が上がる。
「…っはぁ💨運命の女性の為なら、男はこれくらい簡単にできなきゃね✨」
「リク…」
涙目になってしまった彼女の耳元で、リクは優しく囁く。
「新人クン、あんなんでも俺の可愛い後輩だからさ💦
もう来ないなんて言わないで。お前が来なくなったら、俺がこの店でホストやる意味がなくなっちゃうよ。
機嫌直して❤ね?❤」
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