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数分後、その場にはリーダー格の男が立っているだけで、他の男たちは地に伏していた。
気絶していない者たちは何がどの様になったのか理解できていなかった。ただひとつ、わかることは自分たちの前にいる少女が自分を倒した、という事実だけ。
「な…なにが……おこった?」
気絶していない男のうちの一人がそう呟く。
男たちは己と少女との力の差に愕然としていた。
瑠璃は男たちの中でただ一人立っているリーダー格の大柄な男の前に立ち、喉元に剣を突きつける。
「…これでもまだやる?次は殺さないとは限らないよ。死にたくないなら、いくつか私の質問に答えてもらう」
「わ…わかった。できるだけ全部答えるから、こいつらには手を出すなよ!?」
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