序章 始まりは出会いから

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……俺は何故か自宅にて待たされていた。 せっかく御所まで行ったものの何故か家に帰された。 ……謎だ。 仕方なく自分の部屋で来るというお方を待つ。 ただ単に待ってるのも暇だから、本でも読んでようか? そう思い、源氏物語でも取り出し読んで見るも……どうにも続かない。 他の物語も読んでみようとはするが、やっぱりどうにも続かずに放り出して片付けてしまう。 ごろんと横になり、そのまま目を閉じる。 時は春、ぬくぬくとした温かい日差しに眠気が忍び寄る。 ダメだ……眠気には耐えれん…… 俺の意識はそこで途切れた。
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