序章 始まりは出会いから

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そのせいか、俺は普通の人じゃないと幼い頃か言われ続けた。 その為、幼心に自分が人とは違う『異形の者』だと分かっていた。 音を拾える範囲が人とは違うとか、人には見えないものが見えてたりとか……兎に角、自分が人では無い事を自覚してた。 ……だからだったかな? 人との付き合いをなるべく断って、自分に巻き込まれない様にしたのは…… 自分と言う『異形の者』にかかわれば、その人までそう言われてしまうかもしれないと、怯えて。 それでも、音を拾う能力が高いのは時々助かるから良いんだけどな。 今回はそれを活用させてもらいますか。
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