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「げ!もうこんな時間かそういえば紅林はどこの学校受けるの?」
[紅林]…もう呼び捨てしてると思った。
「私は一応、常陸学院と翔渡高校を受験しようと思ってるんだ。まあ本命は翔渡高校なんだけどね。」
「翔渡高校」
学は一瞬黙った。そしてかなり真面目な顔つきをしていた。
「どうしたの?」
私は学に聞いてみることにした。
「うん?いや、なんでも。翔渡高校かあかなりの名門だね?頑張れよ!じゃあそろそろ行かなきゃ」
学は立ち上がった。
「え?」
「ちょっと用を思い出したんだ。あ!それと。もうリストカットや自殺なんていうのはやめろよ」
私の頭を撫でながら言った。ちょっと嬉しかったけれど。多少バカにされたような感じがした。
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