始まり

2/7
前へ
/653ページ
次へ
…朝だ。 外では鳥達がさえずりながら飛び回っている。 今日も良い天気だ。 初出勤には申し分ない。 俺の名前は…っと。言う必要が無いので伏せておく。 俺は今日から新しい仕事に就く事になった。 大学にも行かずに放浪。 そしてバイトをクビになりフラフラとしていた俺を呼び止めたあの人との出会いのお陰で。 その人は道端で俺を見て一言。 「ティンと来たぁ!」 と。 何がティンと来たのか俺には全く解らなかった。 が、仕事など無かった俺はその人…高木社長のスカウトをOKしたのだった。 俺はその時に一枚の紙を貰い、「朝9:00に地図のところに来てくれたまえ!」 と元気よく言われたのだった。 紙にはこの辺りの地図が描かれており、記されていた場所はここからそう遠くはなかった。
/653ページ

最初のコメントを投稿しよう!

898人が本棚に入れています
本棚に追加