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「えっ?えっ?」
天海さんと社長の声がハモった。
見事なまでに。
「…オホン。とにかく君なら大丈夫だ。私は君に光るものを見つけた。それに天海君も君の事を嫌ってはいない様じゃないか」
社長が天海さんを見る。
「私からもお願いします!プロデュースして下さい!」
横に居た天海さんは俺に頭を下げていた。
「あ…でも…全然俺そう言うの解んないんですけど…」
「心配は要らんよ君。私と音無君で十二分にサポートさせてもらう。何、時間はある。気楽にやりたまえ」
「…さっき時間がないんだとか言ってたわりに次は時間はあるですか…」
「細かいことは気にしてはいかんぞ君」
「は、はぁ…」
この社長、言うことに穴やデコボコが多すぎる。
「オホン…では改めて…君を、765プロの正式なプロデューサーとしてここに任命する!」
パチパチパチパチ…
その時音無さんと天海さんが拍手してくれた。
俺は頭を下げ、有難うございます。と述べた。
ふと横を見ると天海さんがコチラを見て微笑んでいた。
「これからよろしくお願いしますね、プロデューサーさん♪」
こうして俺はアイドルプロデューサーとして働くことになった。
…俺なんかに出来んのかなぁ?
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