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また、上目遣いか………しかし、俺には喰らわないぜ。
「嫌だ、二人きりだとみんなに殺されかねないからな」
俺が、二人きりで学校に行かないのには理由がある。
香住はこうみえても、学年一美人だ。ファンクラブができるほどだから間違いないだろう。
だから、二人きりで登校したなどとばれると嫉妬に狂ったファンクラブと男子に殺されかねない………
っと、まぁこんな理由だ。
なんて言っていると仁が着たようだ「お~い、またせたなぁ~」
遅いよコノヤロウ!
「あぁ、かなりまった」
えぇ、嫌みったらしく言ってやりましたとも!
「香住ちゅぁん、こんなやつ置いといて学校いこっかぁ~」
むしろ、そうしてくれた方が有り難いのだけどな………
「………らしい、香住………仁と楽しく登校してくれ」
これだけ言うと俺は、そそくさと通学路を歩くのであった。
ふぅ、まぁ仁にまかせて静かに登校しますかな~。
学校について般若が立っていたのは言うまでもない………。
さて、時は変わって教室だ。
仁と俺は同じクラスで、ちなみに香住は隣のクラスだ。
ホームルームが始まるまでいつも香住は俺達の教室にいる訳なのだが…………
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