私の生き様

6/34
前へ
/34ページ
次へ
彼はボウガンを得物とする、所謂ガンナーだった。 だからかは知らない。 もしかしたら彼は、私の想像以上に優秀なハンターなのかもしれない。 傷を負いながらとはいえ、いつも平然と優しげな笑顔をしながら帰ってきたからだ。 彼の撃ち出すあらゆる弾は、他のハンターの剣や鎚と共に村に迫る脅威を次々と撥ね除けていった。 主にドスランポスやゲリョス、時にはリオレウスといった強力な飛竜をも討ち取った。 そんな彼がこの村のハンター一団の主力となるのに、そんなに時間は掛からなかった。
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加