私の生き様

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そこに、いつも酒に酔ってる中年のハンターが口を出してきた。 ゴシップ好きな、無精者ハンターで通っている。 私は正直苦手なタイプだ。 「お嬢ちゃん知らないのかい? この坊主は好きな女に飛竜の危険がいかないよう守るためにハンターやってんだってよ。  ほんっと、若いねぇ」 そう言って、そのハンターは豪快に笑い声を上げた。 その後の彼は、珍しく焦っていて、周りの者から失笑を買った。 そんな彼を見て、例に漏れず笑ってしまった私に、彼はいつもの笑顔ではなく、ちょっと困ったような、そんな苦笑いを向けた。
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