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うるさい程に流れる音楽
さらに、うるさい婦人の話し声
音楽を聞くか喋るか
どちらか1つにしてもらいたいものだ。
「…あ」
テーブルの上にあるケーキを食べる。
『おぉっ』
ケーキのうまさに絶句
もう1口、とケーキにフォークを刺した時だった
拍手
わぁと響く声
堂々と中央階段をおりる男
「王子。」
何の感情もなく呟いた
顔はそこそこ良かった
表立ってモテることはないが
陰でかなりモテるタイプの顔だ。
「ようこそ。
今宵 我が妃が決まる!
祝福の宴だ!!」
王子の声は見た目通り青年らしい声だった。
その声が響き終わると、女が一斉に王子にむらがる。
我先にと。
『ご苦労なコトで』
パクッ
やっぱりおいしいケーキ
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