プロローグ        【赤ずきんとオオカミ】

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「遅かったわね」 目に痛いほどの金髪を巻いて ピアスとアクセをつけている。 化粧でチャラくみせる。 かけら程の可愛いさもない化粧に、 本人は気付いていない。 「べつに」 そう言って差し出した金がとられる。 「ゲッ!?5万??!少なっっ」 その声を聞いて、グラリと揺らぐ心。 いつからだ いつから、こうなった。 何が赤ずきんを変えた
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