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魔人は去った
人間のｼｯｸを治した彼は
魔力が枯渇し
このまま地上で生命活動を維持するのが困難になったからだ
いつ帰ることができるかわからない
それでもいいのかと
魔人は言った
ひと月かもしれないし何千年とかかるかもしれない
それでも少女は
帰れと言った
待っているからと
「ネウロが帰ってきたとき、お腹が空いていても大丈夫なように、謎を用意しておくから。」
「それは楽しみだ。上質なものでなかったら、」
わかっておろうな？
「任せてよ」
そう言って笑顔を作った少女を
魔人はきれいだと思った
そして魔人は去った
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