春の始まり

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春の始まり

ケータイのアラームが鳴る。今日から予備校通いだ。(眠い‥行きたくねぇな) 朝が弱い俺は目が覚めるまでにひどく時間がかかる。でも来年の受験はパスしなきゃならない。重い体をやっとのことで起こしながら出かける準備をする。 (眠い…眠くて死にそう) 学生時代からの口癖だ。朝になるたびに生死の狭間にいる気分だった。
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