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えっ!?
『 みっちゃんからの手紙なんてきた事なかったもん!
電話だって!』
バッと僕を離して肩を掴まれた。
「 はっ!?
それどういう事よ!!
あたしは ずっと出してたわよ!!
あっ!!!
あの狸親父!!
直に手紙渡してなかったのね!!
八つ裂きにしてくれる!!」
おじさんが?!
狸親父とは この前までお世話になっていた親戚のおじさん。
『 ひどい……。
僕 みっちゃんたちがアメリカから帰ってきた事もしらなかったんだよ!!』
「 あのヤロー……絶対 闇討ちにして血祭りにあげてやる………。」
やめてください………。
みっちゃんなら本当にしそうだよ………。
みっちゃんの怒りをやんわりと止め冷めた紅茶を入れ直す。
それからは アメリカでの話やみっちゃんの家族の話で盛り上がった。
みんな元気そうで良かった。
夕食を作って みっちゃんと一緒に食べた。
誰かと ご飯食べるのも 久しぶりで なんだか泣きそうになっていた僕に みっちゃんは優しく頭を撫でてくれて
「 これからは いつでも一緒にご飯食べれるから寂しくなったら連絡しなさい。」って言ってくれた。
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