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~次の日~
僕はマンションの前で みっちゃんを待ってる。
前からオシャレな外車が走ってくる。
僕の横でピタリと止まって窓が開いたと思ったら みっちゃんが顔をだした。
「 直 おはよ。 乗って。」
『 おはよ。みっちゃん 。
お邪魔します。』
助手席に乗り込んだの確認した みっちゃんは ゆっくりと発進させた。
「 よっ!!直 元気だったか?!」
『 !!!!』
後部座席はスモークで何も見えなかったから 誰か乗ってるなんて思わなかった。
懐かしい声。
後ろを振り返ると
『 あっくん!!
久し振り!!
みっちゃん 教えてくれたら良かったのに!』
みっちゃんを見るとクスクス笑ってた。
本当に もう……。
「淳が直を驚かせたいって言うんだもの。フフフ…」
「 直 久し振りだな。
お前 痩せたなぁ~。昔はぶーチャンだったのに。アハハ……」
人が気にしてることをズケズケと………。
泣くぞ!泣いちゃうぞ!
淳君は みっちゃんの3番目のお兄ちゃん。
凄く面白くて優しい人。ムードメーカー的な存在。
『言わないでよ~。気にしてるんだから!
最近になって痩せたんだけどね。
あっくんみたいに格好良くなりたいよ。』
「そりゃどうも!お前 今日 改造人間になるんだって?」
『 うっ!!』
みっちゃんをチラッと見るとニヤニヤ笑ってた。
なんだか恥ずかしくて俯いてしまった。
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