大変身

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車の中では 散々二人にからかわれ ずっと顔が真っ赤だった。 着いた場所は オシャレな美容室 みっちゃんと あっくんが先を歩き 店のドアを開けた。 「店長!!おはようございます。 えっ…………と その子ですか?」 みっちゃん ここの店長さんなんだ!凄い!! 店員の言葉に みっちゃんが笑顔をひくつかせている。 「 あらっ 何か問題でも? 文句あっか?クビにすっぞ!」 恐ろしい……。 店員さんがビックリしてもおかしくない。 みっちゃんと あっくんは 美男美女 その人達が こんな僕をイトコだと つれてきては ガッカリだったんだろう。 ちょっと傷付くなぁ…。 僕の出で立ちといったら 分厚い眼鏡に地味な服装。 顔の半分はボサボサな髪で隠れている。 『みっちゃん いいんだって! 僕 場違いだし………。 帰るよ。』
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