大変身

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「はい!!終わり。 ていうか………あんた 本当に昔と変わってないわね。 可愛いまんまだわ。」 僕は自分の顔なんて見飽きてる。 不細工な顔。 今は眼鏡をみっちゃんに 取られて 自分の顔が歪んで見えるだけ。 『そう?可愛くなんかないよ。 みっちゃん 眼鏡返してくれる?』 みっちゃんが はいはいっと眼鏡を返してくれた。 僕は鏡に映っている自分を見て 『 あっ……。髪型変わってる……。』 バシッと頭をみっちゃんに叩かれた。 痛い………。 「髪切って パーマかけてカラーいれたんだから 当たり前でしょ!! 」 『 あっ…そっか…。』 そう言えば前が良く見えるようになったなぁ。 はぁ…と みっちゃんの溜め息 何なの?なぜに溜め息? 「 終わったか~? って……おい!?直だよな? お前 こんなになっちゃって………」 そんなに おかしくなっちゃったの僕?! 恐る恐る 周りの店員さんを見ると さっき僕をバカにしていた人が目があうと 顔を真っ赤にして下を向いた。 笑いを我慢してるの? やだなぁ……。 他の店員さんも みんな同じだった。 みんなして………。ヒドい! 眼鏡をはずし髪をあたった自分が恐ろしい程のイケメンに改造されたのを ただ一人気付かない残念な 直だった。
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