第1話『裏切り者に制裁を』

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~4時間後・学校~ 生徒A「起立、礼。」 私と雪ちゃんが学校に着いてからたったの4時間後、午前中しか授業が無い今日はもう終礼の時間になりました。 女子A「楓ちゃん、雪ちゃん、バイバ~イ♪」 ランドセルを背にからって帰りの道へと進む友達を見ながら私と雪ちゃんも帰りの道へと向かいました。 学校出てからおよそ15分後、朝の登校時と同じく雑談を交わしていた私と雪ちゃんはそれぞれの家への別れ道に差し掛かりました。 雪「それじゃ楓ちゃん、また明日ね♪」 楓「また明日~♪」 曲がり角を曲がって自宅へと進んでいく雪ちゃんを姿が見えなくなるまで見送ると私は小さく呟きました。 楓「…ゴメンね雪ちゃん。私“明日から1週間、学校に来られない”の…。」 その小さな一言の後、私は自分の家へと歩きだしました。 ~月城家・ドア前~ 楓「……………。」 あれからおよそ10分後、私はようやく自宅の前に帰って来ました。 ふと自宅の駐車場を見ると見覚えの無い車が一台、停車していました。 楓(フフフ…準備は全て整った♪♪♪) その見知らぬ車を確認した私は自分でも知らない内に笑みを浮かべていました………。
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